法律文書の種類

法律文書とは?

法律文書という言葉がよく使われていますが、この言葉には一定の定義づけはありません。一般的には、法律に関する文章というような広い意味合いで使われています。
ですから、法律に関する文書の種類を挙げるとなるときりがありません。

そこで、法律文書をもっとも狭い意味で絞り込んでみましょう。
例えば、不動産の所有権を取得したい場合は、現在の所有者に「買い受けたい」という申し込みをしなければなりません。相手がこれを「承諾する」ことによって売買契約が成立し、不動産の所有権が移転します。
「買い受けたい」「承諾する」といった意思表示に関する証明が、狭い意味での法律文書といえます。

お互いの合意を証明する契約書は、法律文書の中で最も典型的な例であり、郡山市の弁護士 きつ法律事務所でも特にご相談が多い事例です。

法律文書の種類ってどんなものがあるの?

催告書・通知書など

例えば、賃貸仮契約において、賃借人が家賃の賃料を滞納しているとき、契約を解消させるためには契約を解除することを相手に意思表示しなければなりません。
そこで、「契約解除の通知」を賃借人に対して行うことによって契約を解消するという法律効果が発生します。
また、契約解除の前提として、未払い賃料の催告をしてからでないと解除が適法ではないというのが原則です。
催告をするために通知する文書も法律的な意味合いがあるので法律文書の一つといえます。

申込書・承諾書

契約を成立させるには、必ずしも契約書を作成しなければならいというわけではありません。
一方が申し込みをし、相手がこれに承諾することで契約は成立します。
このような場合、「申込書」や「注文書」あるいは「承諾書」「注文請書」が用いられますが、いずれも法律効果を発生させる役割を持っており、法律文書であるといえます。

規約・規則

社会活動の中では集団での生活に取り決めがあります。団員の一員として権利を取得したり、義務を負うことも考えられます。
例えば、マンションに居住する場合は、マンション管理組合の規約によって過度の騒音を発することやペットの飼育を禁止するなどの制限があります。
会社においても、就業規則によって取り決めがされていますので、規約や規則を示した文書も法律文書といえます。

契約書だけでもこんなにたくさん!

  1. 秘密保持契約書
    当事者間で営業内容に関わる秘密情報をやり取りする際に、当該情報が第三者に漏洩することを防ぐために取り交わす契約書です。
  2. 業務提携契約書
    2つ以上の企業が協力して業務を遂行しようとするに際し、締結される契約書です。
  3. 金銭消費貸借契約書
    お金の貸し借りをする際に、利息や毎月の返済額、弁済期などを定め、それらが守られなかった場合の責任追及方法も定める契約書になります。
  4. 売買契約書
    ものの売買をしたい際に必要になる契約書になります。売買を継続的に行なう際には、最初に継続的取引契約が交わされることもございますが、この売買契約の派生型になります。
  5. 賃貸借契約書
    土地建物などを賃貸したり、あるいは賃借したりする場合に締結される契約書です。
  6. 請負契約書
    土地建物の土木建築や機械など商品の製作を注文したり、製作を請け負ったりするときなどに取り交わす契約書です。