顧問契約を結ぶ6つのメリット

顧問契約を結ぶメリット

トラブル解決をすぐに弁護士に相談できること

初めて会う弁護士と法律相談をするとき、会社の営業内容を一から伝え、どのような経緯でトラブルが起こったかをその都度説明しなくてはいけなくなります。日々の業務で多くの問題が発生する中、相談までにかかる手間がかかり、さらにトラブルを悪化させてしまうこともあるでしょう。

弁護士との顧問契約を結ぶことで、このような手続きを踏まずに直接顧問弁護士に電話をして、法律相談をすることができます。

業務の内容や社内の事情を理解してもらえる

顧問弁護士と複数にわたって相談を持ちかけていれば、自社の業務内容や社内の実情を、自然と弁護士に理解してもらうことができます。いざというときに相談する弁護士を探し始めては、時間もかかり、必ずしも十分な理解を得られるとは限りません。

迅速な対応が期待できる

法的なトラブルが起こった時、内容証明郵便を送付することがあります。しかし、企業の事情を十分に把握していない弁護士であれば、内容証明郵便の発行に時間がかかってしまうことがあり、臨機応変な対応ができない可能性があります。
その一方で、顧問契約を結んでいる弁護士であれば、信頼関係が確立しており、すぐに発送を依頼することができ、早期の解決へと導くことができます。

より良い契約交渉や紛争解決

気軽に相談できるため、有利な契約交渉へと運んだり、紛争が起こるのを未然に防ぐことができます。また、実際に法的なトラブルが発生した際に、紛争の当事者はなかなか冷静な判断ができないものですが、弁護士は第三者からの観点で考察し、依頼者にトラブル解決までのアドバイスをします。

信頼関係を築きやすい

弁護士は、厳しい職責をもっており、依頼者のために精一杯の弁護活動を行う義務があります。そして、その知識と経験に沿って様々なアドバイスを提供します。このように、依頼者と弁護士との間には長期的な信頼関係が欠かせません。弁護士と顧問契約を結び、継続的に相談したり、訴訟の追行を依頼したりすることによって、相互の関係により信頼を持てるようになります。

法務コストの削減

法務の分野に優れた人を雇い、法務部の機能を維持するのは企業にとってコストがかかります。中小企業にとっては、法務のためだけに求人をだすことは難しいかもしれません。

そんなとき、顧問弁護士は一括した法律相談の窓口になりますので、中小企業の法務部として動くことができます。顧問契約料は法務部員一人を雇うより低コストで済みます。

郡山市で顧問契約を結んでいる企業はそう多くはありません。なぜなら、弁護士は費用が高いというイメージがあるためです。しかし、総合的なコストを考えると価値のある選択であるといえます。

この記事を書いた人

吉津健三

弁護士 吉津健三
福島県只見町出身。中央大学法学部法律学科卒。
平成18年、福島県郡山市できつ法律事務所を設立。
令和3年度、福島県弁護士会会長を務める。

コメント
郡山市の皆様の法的トラブルが一刻も早く解決できるよう
常に迅速な対応を心掛けています。一人で抱えずにご相談ください。